助成金?補助金?2つの言葉を解説
2018年9月6日 カテゴリー: コラム
美容業助成金サポートならお任せ!ベネフィット社会保険労務士法人の櫻井です。
今回はテーマとしてあげている2つの言葉を解説します。
このサイトをご覧になっている方なら何気なく知っていて使っている「助成金」「補助金」という言葉。
一体何が違うのでしょうか。
1.管轄の大元の違い
まず、1つめの違いとして「助成金」は主に、厚生労働省が管轄として運営されているものが非常に多いことです。
助成金の多くが雇用に関係した支給要項になっている部分も厚生労働省が管轄しているという部分が大きいです。
一方、「補助金」については経済産業省や地方自治体(東京都やその他)が管轄しているものが多いのです。
2.募集期間の違い
「助成金」と「補助金」は募集時期や条件が異なります。
「助成金」は基本的に随時募集で予算上限に達すると終了となります。
一方「補助金」は年1~3回程度の公募を行い対象企業を募ります。
公募の募集期間は短いものが多く、その短い期間で申請する必要があります。やや、厄介です。
3.財源の違い
「補助金」の財源はほとんどが税金で賄われています。
対して「助成金」は会社が支払っている「雇用保険料」が財源となっています。
そのため、「助成金」を利用できる企業は、雇用保険の適用事業者であることが必須となります。
4.採択率の違い
「助成金」は条件さえ満たしていれば、ほぼ問題なく受ける事ができます。
対して「補助金」の場合は公募のため、申請をしても必ず通るという保証はありません。
申請書類の内容等で採択率は上下します。
5.共通する部分
1~4まで「助成金」と「補助金」の違いを説明してきましたが、2つの言葉には以下の共通する部分もあります。
①受給の時期
2つともお金が交付されるのは後日となります。
要するに事業にかかわる全体のお金は企業側の前払いとなるわけですね。
事業を実施した後に支給申請を行い、各管轄機関から支給が行われます。
②返済は不要
「助成金」も「補助金」も原則、返済は不要です。
だからこそ資金繰りが苦しい中小企業や小規模事業、個人事業主を対象としたものが多いのです。
しかしながら、「補助金」の中には、補助金を受けっとった後の一定期間で、利益がたくさん出た場合返済しなければならないものもあります。
如何でしたでしょうか。
どちらも利用するためには申請の手続きが必要で、ややこしい書類の作成が必ずあります。
申請の手間を減らし、無事にお金を受け取るためにも「助成金」や「補助金」については是非ともベネフィット社会保険労務士法人にご相談ください。
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