助成金申請代行サービスの内容について

2019年11月28日 カテゴリー: コラム タグ: , , ,

美容業助成金サポートならお任せ!ベネフィット社会保険労務士法人の櫻井です。

 
以前のコラムで助成金申請の複雑さと手間についてご紹介したことがあります。

過去記事:助成金申請は複雑?申請の手間と代行サービスについて

 
 
助成金の申請は自分でできると思いがちですが、専門用語が多すぎて厚生労働省のパンフレットの中身がわからなかったり、申請書類や計画書類の作成に手間取ったりと、結果的に膨大な時間がかかってしまうことが大半です

しかも、長い時間をかけて申請したにも関わらず書類不備で落とされてしまうこともよくあるケースなのです。落とされてしまえば、もう一度やり直す羽目になってしまいます。

 
「時は金なり」という言葉があるように、時間も大切なものです。

助成金申請に時間をかけすぎて本来の業務が疎かになってしまうのは本末転倒です。

 
よって、時間をかけず確実に助成金を獲得したいのであれば、助成金申請の専門家に代行を依頼することが最良の選択です。自分で行なっていて途中で挫折された場合でも構いません。途中からでも、それまでに行った作業内容を無駄にすることなく、スムーズに引き継がせることができます。

 
では、どこに代行を頼めばいいのか、何をしてくれるのか、費用はいくらなのか、などが疑問ですね。そこで、本コラムでは助成金申請の代行サービスを扱っている業者や業務内容、料金の相場などをご紹介します。

是非、参考にしてください。

 

 

1.助成金申請代行サービスを扱う事務所


 

(1)社会保険労務士

 
助成金の申請代行ができるのは国家資格の社会保険労務士の資格保有者です。
 
社労士は、従業員の契約関係についてのスペシャリストで、雇用関係や社会保険についても精通しています。社会保険は厚生労働省の管轄ですが、助成金は厚生労働省が支給しているものです。その関係で、社労士が助成金のアドバイスや申請を行っています。

助成金申請は社労士の業務範囲の一部の業務ですが、助成金申請を専門としている社労士事務所も数多くあります。

 

(2)行政書士・中小企業診断士

 
助成金の内容によっては、行政書士や中小企業診断士でも申請代行業務を行うことができます。

逆に言えば、全ての助成金について代行業務はできないので、社労士に代行業務を依頼する方がスムーズと言えます。

 

(3)その他の代行サービス会社

 
その企業にあった助成金を調査した上で、連携する社労士を紹介してくれる会社もあります。

紹介だけなので実際の申請は提携している社労士が代行します

 

 

2.助成金に関する実際の業務


 

(1)会社に合った助成金を選定して提案

 
相談を受けた企業から十分なヒアリングと調査を行い、最適な助成金の提案をします。

 
ヒアリングでは従業員数や業種、取り組んでいる事業などを確認し、どの助成金が適しているか、審査に通った場合の助成金額、助成金申請のために必要な事項を教えてくれます。

提案した助成金の条件に事業主が納得した場合は、代行契約を締結した上で申請書類の作成に移行します。

 

(2)申請書類や計画書類の作成

 
助成金申請に必要な書類の作成を行います。他に必要な書類があれば社労士から事業主に細かく指示を出して用意してもらいます。

助成金の種類によっては、申請書類だけでなく自社での取り組み内容や目標を記した計画書も必要になってきますが、その場合も事業主とよく相談した上で作成を代行します。

 

(3)就業規則の作成・整備

 
助成金申請では就業規則を提出することが大半で、特に雇用関係助成金の申請を行う際には必要となってきます。

常時10人以上の労働者を雇用している会社であれば、就業規則を作成して所轄の労働基準監督に届け出ることが義務付けられていますが、常時雇用者が10人未満の場合には作成義務はなく、就業規則を作成されていない会社もあります。そのような場合、社労士であれば就業規則の作成も代行してくれます。

 
就業規則が既にある場合は、提出して万全なものか確認し、修正が必要な場合は修正をします。
 

 

3.助成金申請代行の金額はどのくらいか


 
専門の社労士に支払う助成金の申請代行料は、費用は最初の相談までは無料で、その後着手金や成果報酬がかかるパターンが多いです。

成功報酬とは支給される助成金額の何割かを報酬としてもらうパターンです。安いところでは助成金額の10%、高いところで30%程度となっています。成功報酬を高めに設定してある場合は、その分着手金を安くしていることが多いです。

 
何れにせよ、料金説明をきっちりとしてくれる事務所を選ぶことが大切です。

 

 

4.専門家を頼る場合は業界事情に詳しい社労士を選ぶ


 
助成金専門の社労士だからといって、全てのサービスの質が同じというわけではありません

 
助成金を売りにしている社労士の場合でもキャリアアップ助成金等、一部の助成金しか対応していない場合もあります。このような社労士だと、適用できる助成金が他にあるにも関わらず、提案をしない(できない)といったことになってしまいます。

 
また、国内にはあらゆる業種の企業があります。そのため、業種が違えば手続きに必要以上に手間がかかったり、会社にとって不利な就業規則を作成されてしまうこともあるかもしれません。

 
美容師なら美容師業専門家の社労士に依頼する等、その業種に特化した事務所を選んだ方が話も通りやすいですし、間違いがありません。

 

 

5.まとめ


 
助成金申請は当初は自分でできると思っても、実際にかかる工数が膨大になるので専門家に任せたほうがベストです。

専門家に任せたほうが自身の負担も軽く、受給の確実性も上がります。工数を考えた場合、代行を依頼したほうが費用面での負担も軽減されるのは間違いありません。

 
ただし、世の中には様々な専門家がいますので、依頼をする場合は専門としている業種や扱っている助成金の種類、費用に関する説明が詳しいかどうか等をよく検討して依頼を行なってください。

 

 
助成金の申請をお考えの方は、ベネフィット社会保険労務士法人までお問合せください。

美容室、理容室、ヘアサロン、ビューティーサロンなど美容業に詳しい社会保険労務士・税理士が、助成金受給のための申請をサポートいたします。

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